水シリーズ ーpart21 かくれ脱水ー
脱水には本人が気づいていない『かくれ脱水』というのがあります。その時、身体はどう変化するのでしょうか?
”脱水とは”についてはこちらをご覧ください
かくれ脱水とは
脱水症になりかけているのに、目立った症状が身体に現れず、本人が自覚していない状態のことをいいます。
屋外では水分補給に気掛けますが、屋内・車内・睡眠中なども脱水を起こしますので注意が必要です。
症状① 身体がべたつく
一見、汗をかいていないように見えても、首筋や肌を触るとべたついていることがあると思います。知らないうちに身体の水分が失われている可能性があるため注意が必要です。
症状② 足がつる(こむら返り)
脱水状態になると、電解質異常が起こります。電解質とは、塩分やカリウムなどの物質のことをいい、脱水によりこれらが不足します。
不足すると、筋肉が痙攣しやすくなり、足がつりやすくなります。
症状③ 爪を押す
手の親指の爪を押します。押した爪が白くなった後に、元のピンク色の状態に戻るのに3秒以上かかるようなら脱水の可能性があります
症状④ 尿の回数・色
尿にも脱水症状が現れます。普段より尿の回数が少ないと脱水の可能性があります。回数としては、起床から就寝までの間で8回を基準に多いか少ないかを1つの目安としてください。
また、尿の色が濃い場合も脱水の可能性があります。
症状⑤ 口の中の状態悪い
口の中にも症状が現れます。口の中が渇いている、口の中がべたつく、唇がべちゃべちゃしている、舌の真ん中が割れているなどの症状が現れます。
症状⑥ 皮膚をつまんで元に戻らない
皮膚をつまんだ後に離しても、元に戻らず、皮膚がよったままの状態になる場合があります。
この中で、1つでも当てはまるようであれば、『かくれ脱水』のリスクがありますので、水分補給・塩分補給を心がけましょう。