九州DAN児

現役理学療法士が運営する ーがばいためになるブログー

本の紹介 -夢をかなえるゾウ-

 

 

今回は、こちらの本を紹介していきたいと思います

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 この本は、200万部を突破したベストセラーです。”自己啓発本を読んでいるけど、なかなか行動に移せない”、”人生を変えたい”などの考えをお持ちの方にぜひ読んでいただきたいオススメの1冊です。

 

 主人公は六畳一間に住む、普通のサラリーマンです。ある日知人の紹介で、とある実業家の誕生日パーティに出席します。パーティには有名実業家やタレント、モデルなど華やかな人々がたくさんいました。パーティ後、自宅に戻ると狭い部屋に住み普通のサラリーマンをしている自分に嫌気がさし、「変わりたい」と本気で思いました。

 そこへ突然、ゾウの姿をしたガネーシャという神様が現れます。ヘンテコな関西弁をしゃべりながらヘビースモーカー並にタバコを吸い、「変わりたい」と願う主人公に日々課題を出し、アドバイスをしていきます。

 ガネーシャは自信満々に「今からワシが出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する――」と言います「このままでは人生終わりたくない」「成功したい」「今のままじゃだめだ」「自分にしかできない事をしたい」という自己啓発をテーマに話は進んでいきます。

「変わる」というのはとても難しいことなんです。自分の中での常識の外に出るということ、これまでの生活(安定)を捨てるということ、自分の知らない世界へ飛び出すことへの恐怖・不安などに打ち勝ち、変わっていかなければいけません変わるきっかけがほしいと思っていませんか?きっかけなんていらないんです

 そのためのヒントがこの本の中にあり、その中で、私自身が印象深く感じた内容を少しお話しいたします。

 こんなことして意味あるの?と感じるところもあるかと思います。しかし、自分なりの考えで生きてきて成功していないのならば、素直に人のいうことをまずは聞き入れましょう。

 

 

 

 

 

 

 

教え① 靴を磨く 

この本の中で一番最初に言われている言葉で、私自身の心に深く刺さりました。本の中で、ガネーシャ(神様)が主人公に問います。「お前の商売道具はなんだ?」と。主人公はサラリーマン、ということは革靴が商売道具です。その商売道具を磨きもせずボロボロのままでいるといつまでも成功しないです。

 例を出すと、歌手なら声、野球選手ならグラブ、ボディビルダーは筋肉という風にそれぞれに商売道具があると思います。

これを私に置き換えてお話しいたします。私は理学療法士です。商売道具はというと『手』です。手先の感覚を研ぎ澄まし患者様へ治療を行っています。この『手』を怪我して絆創膏を貼ったら感覚が鈍ります。爪が伸びていたら治療に悪影響します。また、爪が刺さり、患者が不快に思うかもしれませんし、手荒れしていても不快に思われるケースもあります。そのため、『手』のケアは常に怠らないようにしています。

 「あなたの商売道具はなんですか?」

 成功を収めている人は、必ず自分の商売道具を誰よりも大切にしています。今日から、動いてみましょう。

 

教え② トイレを掃除する 

 成功をしている人たちの共通点は、”トイレがピカピカだった”ということです。トイレというのは、一番汚いところですよね?その一番汚いところを掃除するなんて、率先してしたい人なんてなかなかいません。他の人に頼みたいですよね?しかし、成功者は自ら率先してトイレ掃除を行っているのです

 家のトイレは現在どうなってますか?職場のトイレはどうですか?会社などは、清掃業者が入っているから問題ない、とお思いでしょうが、おしっこが飛び散ったとき、洗面台の水が飛び散ったとき、トイレットペーパーがなくなったとき、皆さんはどうしていますか?私の職場の清掃のおばちゃんに話を聞くと、「飛び散ったおしっこをそのままにして清掃会社の仕事だからとせず、ちゃんと拭いてくれていると本当に嬉しい気持ちになり、頑張ろうと思う」とおっしゃっていました。

 身近で例えると、皆さんがよく行く美容室や飲食店などを今度観察してみてください。私は、リピートの基準として”トイレ”を見ています。いくら店内が清潔でおしゃれにしていても、トイレが汚いとそれだけで嫌になります。飲食店だと特にわかりますが、トイレが綺麗な店は、繁盛しているはずです。

 今日から、『トイレ掃除』を行ってみましょう。

 そこで大事なのは、嫌々ではしないことです。

 

 

教え③ 一日何かをやめてみる 

皆さんは、1日24時間という全世界共通の時間をどう過ごしていますか?

この本の中では「時間という『器』」と表現されています。人はこの24時間という器の中を、仕事に行ったり、友人と遊んだり、寝たり、テレビを見たり、器をパンパンにして日々を過ごしています。そこに新しい何かを始めようとすると、容量が足りません。そこで何が必要かというと、『何かを捨てて時間を作る』ということです。

何かを手に入れるためには、相応の代償を払う必要がある」ということです。

 ここで、私自身に置き換えます。私は以前まで、平日は朝から晩まで仕事に行き、帰ってくると、ご飯と風呂を済ませ、テレビやyoutubeを見て、休日は酒を飲み、朝帰り、一日中寝て過ごすという生活をしていました。今思うと、本当にクソみないな生活です。そんな時、ふと「変わりたい」と感じ、自己啓発本を読み漁りました。その後、ある人と出会い、経済やお金の勉強をするようになり、投資もしています。今では、仕事から家に帰ると、家事を済ませ、深夜1時や2時まで”本を読んだり””ブログを書いたり””ステッカーを作ったり””リハビリの勉強をしたり”して日々を過ごしています。器から何を捨てたかというと、無駄な睡眠時間とテレビやyoutubeを見る時間を捨てました。すると、自分の世界が大きく変わったのです。

 仕事柄、ケガを治したい、痩せたい、自分を変えたいというような人によく会います。変えたいけど変えられない、その人たちに共通して言えるのは、『時間が無い』と言っていることです。『毎日忙しい』『時間が無い』と言ってきます。しかし本当にそうでしょうか?

”仕事中ぼーっとしていませんか””いつまでもテレビを見ていませんか””意味もなくyoutubeやインスタグラムを見ていませんか”ということです。必ず時間はあります。例えば、いくら家事や育児が忙しかろうが、夕方6時に帰宅し、12時に就寝までの6時間を家事や育児のみしている人なんていません、もしそうなら、そうとう容量が悪いので見直すことをオススメします。タバコを吸う5分間で何かを学ぶこともできます。

 iPhoneをお使いの方は、『スクリーンタイム』をご存じですか?

設定→スクリーンタイムへ進むと、一日にどれくらい画面を見ているか、また、どのアプリをたくさん使用しているのかを一覧で見ることができます。必ず無駄な時間はあります。

 youtubeの中で、ローランドさんが言っています。「朝起きてすぐスマホを見る、走馬燈になった時にスマホの画面しか出てこないのは嫌だ」 と言っています。そのためローランドさんは、『深夜の3時から15時までケータイを全く触れないよう、他人にパスワード設定してもらい、開けないようにしている』というのです。 

参考:

ローランドさんは極端な例ですが、このように何かを制限すると、必ず新しい何かが見えてきます。

 

 

 教え④ 行動して経験した時に変われる

最後にこのことについてお話しいたします。

これまでの話を聞いて、なにを感じましたか?私は初めて他の自己啓発本を読んだときに、興奮しました。「変われる」と感じたからです。しかし、本を読んだ後、なかなか行動に移せず、日々の生活を過ごし寝ると、その興奮した熱も少しずつ冷めていきます。また、人は年を取るたびに、経験や家族、プライドが邪魔をして、「変わることへの恐怖」や「きっと変われない」という風に考えていくのです。

『人は未来に期待して生きていく、期待がなくなったら絶望してしまう。期待しているかぎり現実を変える力は持てない』ということです。

 生き方に正解なんてないし、今のままの安定でいいならそれでいい。しかし本当は今の自分に『不満』があるのに、それを押し殺して「これでいい、これが自分の人生だ」と言い聞かせるのは間違っているということを気付いてください。

 この本の中で言われているのは、『今、自分は何かを学んで、知識を吸収して、成長していると思っているかもしれないけど、本当は成長した気になっているだけ。知識を頭に入れるだけでは人間は絶対に変われない、変われるのは”立って何かをした時だけ”だ』ということです。

この言葉にはとても心を打たれました。大事なのは『実行し続けること』です。

 皆さんも、明日からと言わず、今から行動に移しましょう。