水シリーズ -part1 水とは?-
みなさん、”水”とはなにか考えたことはありますか?
今回は、私たちの生活に必要な水についてお話します。
水とは
水とは、「化学式 で表される、水素と酸素の化合物である。特に湯と対比して用いられ、温度が低く、かつ凝固して氷にはなっていないものをいう。
ここで、地球上の水について少しだけお話ししますので、お付き合いください。
みなさんご存じのとおり、水は限られた資源です。地球上に存在する水の97.47%が海水で、残りのわずか2.53%が淡水といわれています。また、その2.5%の大半は極地や氷河の氷で、それ以外の水の多くも水蒸気や雲といった形で大気中にあります。私たちが利用できるのは川・湖・降雨などの表流水と呼ばれる水で、それは地球上に存在する水のわずか0.01%に過ぎないといわれています。
参照:地球上の水の量/国土交通省水資源部作成(元データ:World Water Resources at the Beginning of 21st Century ; UNESCO,2003,※南極大陸の地下水は含まれていない。)
世界の人口の推移
ここで、補足ですが、世界の人口の推移についてお話します。
世界の人口は20世紀以降急激に増加してきた。国際連合の資料によると、1900年には16.5億人、1950年には25.2億人であったものが、1975年には40億人、1990年には50億人、2000年には60億人を超え、2005年には64.6億人に達している。1900年と比較をすると、105年間に世界の人口は約4倍に増加したことになる。第1‐補‐1図のとおり、20世紀後半からの世界人口の伸びが、人類の歴史上急激なものであることがわかる。
国連の人口推計によると、今後とも世界の人口は増加を続け、2025年には79億人、2050年には90.8億人と、現在よりも約26億人も増加することが予想されている。
我々の日本のみで考えると、少子高齢化が進んでいますが、世界的にみると急激に増加しています。私たちの地球上では、環境汚染や水質汚染、地球温暖化がどんどん進んでいるのが現状であり、今後の人口増加によりこれらの環境問題が進行していくと考えられます。
私たちが使用できる0.01%の水を2050年には90.8億人という人口で使用していかなければならないのです。
料理、入浴、整容、排泄など生活のほとんどの場面で使用する”水”。みなさんで考えていきましょう。