九州DAN児

現役理学療法士が運営する ーがばいためになるブログー

水シリーズ -part13 具体的な水の飲み方-

 

 

 今回は、具体的な水の飲み方についてお話いたします。

 

 

 

「床に置かれた水のペットボトル」の写真

 

 1日の中での具体的な水の飲み方とは?

 

水の必要性はもうみなさんに伝わったと思います。

では、どのタイミングでどのように飲めばいいのでしょうか?

 

まずは、寝起きに冷たい水を1杯

 朝起きて、うがいまたは歯磨きをした後に、コップ1杯の冷たい水を飲む。冷たい水を飲むことで眠っている内臓を起こします。歯磨きをする理由は、寝起きの口腔内は細菌がとても多いです。そのため、そのまま食事等を行うと、菌も一緒に体内へ侵入させてしまいます。そのため、うがいまたはしっかり歯磨きを行ったあとにコップ1杯の冷たい水を飲みます。

そうすることで、

1.眠っている内臓を起こし、消化や腸の活動を行わせることで便秘改善(胃結腸反射)

2.筋肉にも水分を補給し、代謝改善

3.自律神経のうちの副交感神経優位にし、リラックス効果

  通常、人間は朝起きると副交感神経から交感神経に向かって身体が働く。交感神経は身体を興奮させるような働きを持ちます(副交感神経は逆にリラックス効果)。内臓は副交感神経に支配されています。水を1杯飲むことで内臓を刺激し、副交感神経優位の身体にします。そうすることで、イライラを防ぎリラックス効果が期待できます。

 

 のどが渇く前に1杯

 以前にもお話ししましたが、のどが渇いた時にはすでに脱水が始まっています。そのため、のどが渇く前に水を1杯飲む必要があります。ここで注意していただきたいのが、理想は

ぬるま湯または白湯を1杯」ということです。朝は冷たい水をオススメしましたが、日中に関しては、冷たい水を飲むと

1.内臓を冷やしてしまいます。

2.内臓が冷えると、温めようとし血液が内臓に集まります。

3.体温が下がる=末端冷え性を引き起こす可能性があります。

 

せっかくの水分補給で体温を下げては意味がないので、

ぬるま湯または白湯を1杯」をオススメします。

              ※大切なので2度言いました

コップ1杯で150~200ml程度であるため、

1日の中で1時間に1回、コップ1杯の水を飲みましょう。

 

食事中の水分補給はNG!

 みなさんは、食事中に水分を飲んでいますか?

私は飲んでいます笑。でも実はNGなんです!

これまでみなさんに、こまめに水を飲みましょうと散々お伝えしてきましたが、食事中だけはやめましょう。

1.私たちが食事をすると、胃に食物が入ります。

2.胃では、胃酸が出され食物を消化しようと働きます。

3.食事中に水を飲むことで、胃酸が薄まり消化に時間を要します。

4.消化に時間がかかると胃への負担が増加しエネルギーを消費します。

5.内臓を働かせる際、全身の血液は内臓に集中します。

6.脳や四肢末端の血液が内臓に集中し、冷え性などにつながります。食後眠くなるのは、これらが原因ともいわれています。

 

 水分補給は「食事30分前まで、食事30分後」を心がけましょう。そうすることで、胃酸の分泌を阻害することはありません。

普段食べている米や野菜、みそ汁などの食事には十分に水分が含まれていますのでそれらから水分補給を行いましょう。

 

寝る前にぬるま湯または白湯を1杯

  1.ヒトは、寝ている間に約500ml程度の汗をかきます。

   6~7時間睡眠を行う場合、その間全く水を飲まないことになります。

   それでは脱水になることはお分かりの事と思います。

 2.また、脱水により乾燥肌を引き起こしやすくなります。

 3.寝起きがすっきりしない感じ起きやすくなります。

 4.脱水は安眠の妨げにつながり夜間よく目が覚める方はこれが原因の

   場合があります。

 5.脱水により冷え性の一因となり、寝つきが悪くなります。

 

 

自分の身体は自分自身で守る必要があります。

正しい知識を身に付け、健康な生活をを送りましょう!