九州DAN児

現役理学療法士が運営する ーがばいためになるブログー

KID小話 第2話 初めて記憶を無くした夜

 

皆さん今日も1日お疲れさまでした。

私は、「早く帰って酒が飲みたい」と昼頃からお酒のことを考えるほどお酒が好きです。家に帰ると、すぐにお酒を飲みます。

そのくらい酒が大好きな私が初めて経験した夜のお話をいたします。

 

 

 

 

 

 

弟の引っ越しの手伝い

 「物流の維持・管理を行う配送物量業務」の写真[モデル:あまのじゃく]

 その日は弟の引っ越しがあるということで、親父・おふくろ・兄・弟の家族5人総出で引っ越しを行いました。引っ越し先が離島ということもあり、早朝出発し、途中船に4時間揺られやっとこさ到着しました。

車2台分の荷物を家族5人で下ろすのはとても早いもので、19時頃には引っ越しは終了しました。

 その日は帰りの船がもう無いため、ホテルに宿泊し次の日帰るようになっていました。

 

 

家族5人での食事会

 

 兄と私は、結婚し親元を離れ別の地で生活しています。弟も別の土地で生活していました。そのため、家族5人が全員集まることは1年に1回あるかないかです。また、集まるとなると、嫁を半強制的に連れていくので、実際5人だけで集まったのは本当に数年ぶりでした。

 食事会が始まり、それぞれ積る話がたくさんありました。私たち家族は傍からみても、とても賑やかでワイワイガヤガヤでお酒を飲みます。その日はとても会話が弾み、深い話もして、息子たちの成長や家族に対する思いにおふくろが涙を流していたのを覚えています。

 

 

ここはどこ?

 「日本酒の一升瓶を抱えて寝落ちする外国人」の写真[モデル:Max_Ezaki]

 朝、兄からの電話で目を覚ましました。一瞬ここがどこかわからず、数秒放心状態だったと思います。私はホテルに寝ていました。

 朝食会場に行くと、私以外の4人が食事を食べていました。そこで私は言いました。

「飲んでる途中からの昨日の記憶が全くない」と。

兄から言われました。「昨日お前騒ぎ過ぎてうるさかったぞ」と。

そこから私の記憶をめぐる答え合わせが始まったのです。

 

 

飲んでいた途中からの私の行動

 何をしていたか聞くと、まず、食事会が終わりなぜか会計を私が払っていたとの事でした。私は酒を飲むと基本、気前がよくなります。

その後、ホテルに帰り、男4人で大浴場へ向かったそうです。

 大浴場では奇跡的に他のお客さんが一人もおらず、私たち家族で貸し切り状態。そこでは、ちゃんと髪や顔、身体を洗っている私がいた。その後は何度も浴槽にジャンプして入っていたというアホっぷりを発揮していたそうです。

※私は訓練していますが、素人が酒を飲んで浴槽にダイブすると死ぬ恐れがありますのでやめましょう

浴槽を出ると、髪を乾かし、新しいに着替えた。ちゃんとしていたが、とりあえず叫んでいてうるさかったと言われました。

 入浴を済ませると、親父の部屋で飲み直しが始まりました。私はそこでビールを飲み、また騒いでいたとのこと。

 

その後部屋に戻って就寝していました。

 

 

記憶がないのはなぜ?

 驚いたのは、まず記憶がないことです。

私は普段お酒を飲んでいるときは、基本セーブしています。また、飲み過ぎた時はわざと吐きに行ったり気分が悪くなったりします。そのため、今までは、フラフラになり、ゲーゲー吐き、もう二度と飲まないと誓った次の日にはまた飲んでいるという日々を延々と繰り返していました。

 普段そんな私が、その日だけは吐くことも気分が悪くなることもなかったのに、記憶だけが飛んでいるのです。

 

 

ちゃんと行動しているという驚き

 次に驚いたのは食事会費を私が出し、ちゃんと入浴したこと、飲み直した後、コンタクトレンズを外し充電器にスマホをつなぎ寝ていたことです。人間、記憶が無くてもやるべきことはちゃんとやって寝ています。それには笑いが出たと同時に自分に感心しました。

 

 

記憶がない恐怖

 これまでは、酒を飲んでも飲まれるなと教育を受けて育ち、記憶を無くしたことはありませんでした。記憶を無くす友達をみては「記憶無くなるのが理解できん、それでバカな行動しとったらどうするん?」と言っていました。

 しかしどうでしょう。いざその立場になってみると、恐怖しかありません。だって記憶を無くしたくて無くしたのではないのですから。

何かまずいことを言っていないか、バカな行動をしていないかなどを、ひやひやしながら答え合わせしていかないといけないのです。

 

 

最後に

みなさんもこれだけは注意しましょう。

「酒は飲んだら車に乗るな。車に乗るなら酒を飲むな」

「酒を飲んでも酒に飲まれるな」

ということです。

今日はこれだけを覚えて帰っていただけると幸いです。

それではまたお会いしましょう。