毎日が忙しい? 上手に手を抜け。
私は昔から、学校の先生や職場の先輩、上司から『お前は手を抜くのが上手い』と言われ続けてきました。当時はなんのことか全く理解できず、”俺がサボってるって思われてるのかな?”と感じたこともあります。
皆さんは、このように先生や上司から言われたらどう感じますか?
今日はこのことについて少し触れていきたいと思いますので少々お付き合いください。
私の1日のルーティン
皆さん、毎日の家事、育児、仕事、プライベート本当にお疲れ様です。
いきなりですが、最近の私の日々をお伝えします。
私の1日の流れとして、朝8時頃出社し、残業や職場での筋トレを含め19時~20時頃帰宅しその後夕食。食器洗い風呂洗いをし21時頃入浴。その後、自重での軽い筋トレを行うか、大好きなyoutubeを鑑賞。10時すぎからは、ブログを書いたり、読書をしたり、趣味でステッカーを作っているので、そちらの作業を軽く行ったりしています。だいたい25時~26時就寝して1日が終わります。
これが私の最近のルーティンです。
皆さんの一日はどのような生活をお過ごしですか?
人間に与えられた唯一平等なもの。それは『時間』です。この1日24時間の使い方・過ごし方がその後の人生に大きく左右します。
何をして過ごしている?
職業柄たくさんの方と接します。20代~80代まで年齢は様々です。理学療法士という立場なので、自宅で筋トレやストレッチをお願いすることはもちろん、趣味を見つけることの重要性などを指導することがたびたびありますが、たくさんの方と普段の生活について話したとき、仕事をしている20代~60代はだいたいこのようなことを口にします。
『毎日忙しい』『自分の時間が欲しい、取れない』と。
本当にそうなのでしょうか?
小さな子供がいる方の例を見てみましょう。
朝から弁当を作り、仕事に行き帰宅後、料理や掃除、食器洗い、風呂掃除などの家事を行いながら、子どもにご飯を食べさせ風呂に入れるなどの子育てを行ったりしていると、もう子供を寝かせる時間になり21時~22時頃子どもと一緒に寝る、または次の日の弁当や夕食の下準備などをこなしている。
中高生の子どもがいる家庭を見てみましょう。
同様に弁当作りなどから開始し、子どもの世話は減ったものの、仕事上中堅などの立場になると、家庭でも仕事をしている方もよく耳にします。
どちらも、とても忙しそうです。
『本当に時間が無いのか』
どちらの方も同じことを言います。
『毎日忙しい』『自分の時間が欲しい、取れない』と。
しかし、私はこう返します。
『本当に時間が無いのか』と。
次にこう聞きます。
『仕事中のちょっと空いた時間、ゴロゴロしている時間、テレビを見ている時間、夕食を食べている時間、睡眠時間。必要以上にこのような時間を使っていませんか?』と。
仕事中、1分も時間が空いてないですか?タバコを吸いに行ってませんか?家に帰り、テレビをダラダラと見たり、夕食をダラダラと食べ、無駄に入浴を長くしていませんか?1日8時間も9時間も寝たりしてないですか?
批判覚悟で申します。
そんな時間ははっきり言って『無駄』です。
1日24時間という決まった中で、時間の使い方で損していませんか?
中にはこのような時間の使い方を批判した時、「リフレッシュになるじゃん」「ストレス発散」「子どもを育てたことがないからお前には分かるわけない」など言われたこともあります。
では本当に、このような行動はあなたにとってプラスの有益なものになりますか?
ということです。
時間や労力の有効的に使え
ここで言いたいのは、『手抜きとサボりは別』ということを覚えておいてください。
冒頭でもお伝えした通り、私は昔から手を抜くのが上手と言われ続けてきました。
それはなぜか。
私は、『容量がいい人間になりたい』と人一倍考えながら常に生活しています。
人は新しい何かをするとき、要領がわからず時間がかかります。しかしコツを掴めば時間を短縮して行えてくるはずです。
《仕事の例》
Aさん:いつもニコニコしていて行動に余裕がある。
要点を抑えているため仕事が速く、毎日定時で帰っている。
Bさん:いつもバタバタしていて落ち着きがない。
仕事が遅く、毎日残業。ミスが目立つ。
AさんとBさんは何が違いますか?
Aさんは『手を抜くのが上手い』んです。
手を抜く
手抜きというとイメージが悪いですが、サボりとは違います。
必要最小限の力で最大の力を発揮するコスパの良い働き方を知っているという事です。無駄な事、無駄な時間は極力無くすという発想を持っているということです。
上手い人
手抜きが上手い人はいくつか特徴があります。
①やることを頭に入れ、優先順位をつけている
②自分でなくてもできる仕事は先輩や後輩にまわす(任せる)
③100点を目指さない
④自分の中でタイムスケジュールを立てている
⑤ゴール設定が明確
私が現在思いつく限りではこのくらいです。
容量が悪い人は、やることが多すぎて優先順位をつけず、あちこちに手をつけるため、全てが中途半端になります。
その仕事はいつまでに終わらせないといけないのですか?今日の業務後まで?今週まで?今月末まで?それが不明確なのです。
また、全て自分で行おうとし、圧倒的に時間が足りません。
上司からの指令に対し、100点を求めるため時間がかかります。上司は100点なんか求めていないのです。
家事に例える
毎日の家事が忙しすぎて本当に時間が無いとします。
でも、1日24時間は決まっています。どうするのか。
『要領良くこなす』しかないのです。
世の中に出回っている便利グッズを活用してもいいでしょう、お金があるなら家事代行を雇ってもいいでしょう、自分なりの方法を見つけてもいいでしょう、とりあえず家事の出来栄えは同じで時短を目指しましょう。
時間は戻らない
時間は止まりません。今現在も1秒1秒進んでいます。確実に死に近づいています。24時間と決まった中で、時間を無駄にしてはいけません。
ゴロゴロするのもテレビを見るのも大事です。しかしそれがあなたにとって有益なものか判断しましょう。以前にもお話しいたしましたが。24時間の決まった器の中で、何かを省かないと新しいことは取り入れられません。
上手に手を抜き、時間を有効に使いましょう。
自分の人生です。家族の時間に使うのも大事ですが、死に際に公開しないように、自分の時間を一番大事にしましょう。