毎日シミュレーションしてますか?
今日も1日良い日でした。
皆さんはいかがお過ごしですか?
仕事やプライベートで、『今日はあまり上手くいかなかった』や『予定外の事が起こった』など悩むことはありませんか?
本日は私が常に行っていることについてお話ししますのでお付き合いください。
予定外の仕事やプライベート
仕事をしている中で、予定外のことが起こることがありませんか?
急な来客があった、仕事を任せられた、会議が入ったなど様々あると思います。
私の場合の予定外
理学療法士であり、外来リハビリを担当しています。予約制で行っているためだいたい決まった時間に患者さんが来院します。
しかし中には、時間より早く来たり、逆に遅く来たり、キャンセルされることもあり予定した時間が30分程度空くこともあります。また、急にDr.に呼ばれたり会議が入ったりと様々です。
皆さんは仕事を行う上で、毎日の予定をだいたいでも立てていると思います。しかし、それが崩れるとテンパりませんか?
私はほとんどテンパることはありません。
それはなぜかを今回お伝えできればと思います。
なぜ人は予定外の出来事が起こるとテンパるのか
なぜだと思いますか?それは、『万が一を想定していないから。それに対する引き出しがないから』です。
当然ですよね。そりゃそうだろうとお思いのことと存じます。
じゃあどうすればいいのか考えていきましょう。
起こりうるかもしれない出来事を考える
まずは仕事を行っている上で、これまで起こった予定外の出来事やこれから起こりうるであろう予定外の出来事を考えて書き出してみましょう。
《例》仕事面
・急な会議 ・急な同僚の体調不良 ・急な欠勤
・急な呼び出し ・発注ミス ・オーダーミス
・商品を壊した ・食べ物をこぼしたなど様々あると思います
《例》プライベート
・子供の急な体調不良 ・嫁からのおつかい
・運転中の事故などあると思います。
これらを全て『かもしれない出来事』として対処法を1つずつ考えていけばいいのです。
良いイメージと悪いイメージを考える
ここでいう「イメージ」とは、『想像や感覚』と捉えてください。
前述で挙げた、かもしれない出来事に対する対処法を良い場合と悪い場合の2パターンで考えていきます。
《例 予定時間より患者さんが遅れてくるかもしれない》
私は、1人の患者に対して20分の治療を行っており、カルテ書きなどを含めて1人に対して、25分~30分の枠を取っています。そのため、患者が遅れて来たら全ての時間が押します。それに対して考察します。
良いイメージ:
パターン①:1日の治療予定患者数が18人だったとして、全ての患者が時間通りきっちり来て、スムーズに1日を終え、定時で帰れた。
パターン②:10時予約の患者が11時に間違って来院した。しかし、11時の予約枠が空いていたため、その枠で治療できた。
良いイメージは簡単ですよね。では悪いイメージはどうでしょうか。
悪いイメージ:
パターン①:1日の予定を18人としていたが、キャンセルが相次ぎ、計4人が来ないため、約2時間程度の空きがでた。1日のノルマを達成しないと評価が下がる。
パターン②:10時予約の患者が11時に間違って来院した。11時の枠・11時半の枠には予約が入っていて埋まっている。しかも、11時半の予約の方が、早めに来たということで11時に来院し、同時に3人の患者が来院した。1人に対する治療時間は最低20分と決まっており、極力待たせるわけにはいかない。
これは実際にあった出来事で、もうどうしようもないですよね。
こういった場合の対処法を考えておくとテンパることは無くなります。
大事なのは悪いイメージの対処法を考え、引き出しをたくさん作っておくことです。
毎日シミュレーションをする
仕事で考える
私は、仕事に行く前日や当日の朝に必ずシミュレーションを行っています。
『今日の予定患者は何人いて、何時に空きが30分ある。その時間はこの書類を行う予定で、もし急な依頼や患者が遅れてきた場合、この患者は物理療法があるので少し時間を稼いで、その間に別の患者を行う。患者が体調不良で来れなくなったら、その枠で入院患者のリハビリフォローに入るようにする。しかし、入院患者が入浴していてリハビリ介入できないようであれば代わりに別の入院患者のリハビリをするか、月末までの書類を済ませる』など色々な事を常に考えています。
日常で考える
このシミュレーションは日常でも使えます。私は、他者と接する中で、面白いボケや面白い返しなどを常に考え、パターン化して準備しています。
土曜日の私の話を例に挙げます。
土曜日は昼から美容室に行く予定でした。そこの美容師さんは、私のことを『ぶっとんだ面白いやつ』と言ってくれます。それに答えるために、美容室に行く前に、シミュレーションを行います。こう言われたらこう返そう。 この返しがきたら、逆にこう返そうなど考えています。
もう、芸人と同じ枠ですよね(笑)
パターン化して自分の引き出しにする
心配性と言われるとそれまでかもしれません。しかし、様々なシミュレーションを行うことで、急な対応を迫られたとき、汗をかくことなく冷静に対処できるようになります。
そのためか、職場からは、『仕事ができるやつ』『頭の回転が速いやつ』と褒められています。
なにか起こりうるであろう出来事を想定し、その対処法をパターン化して自分の引き出しとして用意しておく。
そうすることで、業務効率が格段に向上します。
日常は『繰り返しの日々』にしたらいけません。
行動を予測し、常にアップデートしていきましょう。