水シリーズ -part8 一日に必要な水-
皆さんは、一日に必要な水の量をご存じですか?
人間が1日に必要な水とは?
人間が生きていくために必要なものとはなんでしょうか?
◎食事
◎水分
◎睡眠
最低でもこれらが必要だと思います。
ただ、食事が無くとも、水と睡眠をしっかりとれば、2~3週間は生きていけるといわれています。
しかし、水を一滴も飲まなければ4~5日で人間は死に至ります。それほど水は必要なのです。
その”水”について今回も学んでいきましょう。
1日のうちに身体から排出される水の量は、2000ml~3000mlだと前回お話ししました。これを補っていかなければ脱水に陥ります。
では単純に水を2000~3000ml飲まなければいけないじゃん!というわけではありません。
食物からの水
まず、私たちが普段食べている食物のほとんどに水分が含まれています。
白米茶碗一杯:60~100ml
食パン :20~40ml
キャベツ :50~90ml
トマト :80~120ml
みそ汁 :100~150ml
というふうに、食物によって水分量は違いますが、これらにより私たちは水分摂取を行っています。一日の食事の中で摂取している水分量は、食事の内容にもよりますが、600~1200ml程度の水分を摂取しています。
燃焼水(代謝水)
これは、人間が食物を摂取した後、体内で食物を分解し代謝する過程で生成される水のことをいいます。これも食事の内容によって変動はありますが、一般的には200~300ml程度の燃焼水が生成されるといわれています。
飲料水
これは、いうまでもなく、私たちが普段飲んでいる水やお茶、ジュースなどのことを指します。飲料水の摂取量も人それぞれ違いますが、一日500~1500ml程度摂取しています。
#1~#3を合わせると、一日の水分摂取量は、少ない時で1500ml程度、多い時で3000ml程度摂取している計算になります。
では、一日のうちに身体から排出される水の量は、2000ml~3000ml程度と説明いたしましたが、一日1500ml程度の水分摂取量では常に脱水状態になってしまいます。
それでは死んでしまいますので、人間の身体はうまくできており、水分量は、腎臓が水分量を調整しているのです。
水分摂取量が少ない場合:
腎臓が尿の量をコントロールし、尿を凝縮して水の排出量を減らしています。そのため、水分量が少ない場合は、濃い尿が身体から出てきます。
水分摂取量が多い場合:
逆に尿の量を増やし、薄い尿を身体から排出します。
そしたら、あんまり飲み過ぎても意味ないじゃーん!と思う方もいらっしゃると思いますが、尿や便には老廃物が多く含まれています。水分をあまり摂取しない方は、トイレに行く回数がとても少なく、老廃物を長い間体内に溜めたままの状態になります。この事は今後詳しく説明いたしますが、これによる身体への影響があるため、水分をたくさん摂取し体内を循環する必要があるのです。