九州DAN児

現役理学療法士が運営する ーがばいためになるブログー

水シリーズ -part10 なぜ水を飲むの?-

 

 

水を飲むことはいいことだ。なんとなく聞いたことはあるかと思いますが、なぜ水を飲むのはいいのでしょうか?

 

 

 

 

「グラスにお水をドボドボ」の写真

 

 

 

 なぜ飲み物は”水”がいいのか

 

 世の中には、たくさんの飲み物があります。水はもちろん、お茶、

コーヒー、ジュース、ビール、酒などさまざまあります。

 これまで私は、水を飲んでくださいと説明してきましたが、お茶やジュースじゃだめなの?と思う方がいらっしゃると思います。

同じ話を友人や高齢者に話す機会がありますが、実際良く聞かれます。このことについて今日は説明いたします。

 

お茶やコーヒーじゃだめなの?

 まず、みなさんがよく飲むであろうお茶やコーヒーについて説明いたします。

お茶の種類は、煎茶や玉露などの緑茶、ウーロン茶、紅茶などさまざまあります。

お茶やコーヒーに共通していえるのは、

”カフェインが含まれている”ということです。

 

 カフェインの効能としては、眠気覚ましなどの興奮作用や尿の排出を促す利尿作用などが広く知られていますが、このほかにも「自律神経の働きを高める」 「集中力を高め作業能力を向上させる」 「運動能力を向上させる」など、様々な効果が明らかになっています。

参考:「コーヒーと健康」について

 上記にもあるように、カフェインには利尿作用があります。

せっかく水分摂取を行っても、カフェインの作用により水分を体外へ排出してしまうのです。

妊婦さんは特にカフェインには注意が必要です。

 

カフェイン量

 

 下の表をご覧ください。 

飲料 カフェイン量
(100ml当り)
備考
レギュラーコーヒー浸出液 約 60mg コーヒー豆の粉末10gを熱湯150mlで浸出
インスタントコーヒー 約 60mg インスタントコーヒー粉末2gを熱湯140mlに溶かす
玉露 約 160mg 茶葉10gに60℃の湯60mlを加え2.5分浸出
煎茶 約 20mg 茶葉10gに90℃の湯430mlを加え1分浸出
紅茶 約 30mg 茶葉5gに熱湯360mlを加え1.5~4分浸出
ウーロン茶 約 20mg 茶葉15gに90℃の湯650mlを加え0.5分浸出

参考:科学技術庁(現 文部科学省)が公表している「五訂日本食品標準成分表」のデータを基に作成した、飲料100ml当りに含まれるカフェイン量の目安

 

 お茶やコーヒーに含まれるカフェインの量です。みなさんがよく飲むウーロン茶にももちろんカフェインは含まれています。

高齢者に「水分は摂ってますか?」と質問すると、だいたい返ってくる返事は、「緑茶ばっかり飲んでいます」と言われます。

 緑茶はウーロン茶の約8倍のカフェインを含んでおり、水分補給と思って飲んでいても、 実際は脱水になっている ということになります。

 

 ここで注意していただきたいのが、カフェインにはメリットがあります。なので、飲むな!と言っているのではありません。大事なのは、お茶やコーヒーを飲んでもいいが、その分”水を飲む”ということです。

 

知人には、コーラを一日1.5L飲んでいるというツワモノがいましたが、コーラにはカフェインが含まれているのはもちろん、バカみたいに糖分が含まれています。それでも飲みたいと言う方は、糖尿病になり腎不全になり透析を始めなければいけなくなり、週3回程透析のため病院に通院し、早死にしたい言っているようなものです。

 

飲料 カフェイン量(100ml当り) 備考
コーラ飲料 10~13mg 栗原久:カフェインの科学.学会出版センター,p43.

 

 最初のうちは、「水は味がしないから美味しくない」「水をわざわざお金出して買うのは勿体ない」など感じると思います。実際私も同じ考えでした。

 騙されたと思ってまずは、1ヵ月飲んでみてください。

肌、腸内環境、冷え性改善、代謝などさまざまな面で必ず変化が出てきます。

 

 水は飲みたくない。そういうときはルイボスティー

 

 どうしても水は嫌!!という方には

ルイボスティーがオススメです。

ルイボスティーにはカフェインは含まれていません

 

効能

・酸化を防いで若返る

・血管のトラブルを防ぎ、血圧を下げる!

代謝UP&血流促進のWで冷え性を改善

・むくみと便秘を解消、ダイエット効果

・リラックス効果でしっかり安眠

・アレルギー緩和・アトピーにも

・二日酔いの改善

参考:KAWASHIMAYA ルイボスティーの効果・効能とは|副作用は?どんな味なの?

 このようにさまざまなメリットがあります。また、現在のところ、”副作用の報告はない”ということです。

 しかし、若干の利尿作用があるため、飲み過ぎには注意が必要です。

 

正しい知識を身につけ、周りの方に教えていただければ幸いです。