バカげた政府に絶望しましたか?
今現在、コロナウイルスによりたくさんの方々に影響が出ていることと思います。
そんな方々のために、政府は給付案を検討しています。
それについて今日は考えていきましょう。
3月中旬に出された現金給付案
政府は当初、現金10万円を国民全員に支給するという方向で進んでいました。
しかし、現金を配ると、国民がお金を経済のために使ってくれるならいいが、『貯金に回すのではないか』という懸念がありました。
以前のリーマンショックでは、麻生政権の時に国民全員に1万2000円の給付がありましたが、そのお金の行方が分かっておらず、大した経済効果がなかったという苦い過去があります。
そのため、いくつかの案を出しました。それというのが、
(1)国民1人ずつに一律に現金を給付する(例:1人10万円、4人家族なら計40万円など)。
(2)(1)の案に所得制限を設け、富裕層には給付しない(例:全世帯のうち年収額が上から5分の1を除外など)。
(3)(1)の案に所得制限を設け、低所得層だけに給付する(例:全世帯のうち年収額が下から5分の1だけに配布など)。
(4)今回のコロナ禍で所得が大幅に減少した世帯を対象に現金を給付する(例:条件があてはまる世代に20~30万円など)。
(5)(1)の案の現金給付だと、貯蓄に回って景気対策にならないため、代わりに商品券を配る。
(6)(1)と(5)の案を組み合わせて現金と商品券、あるいは割引券、クーポン券などをつけて一緒に配布する(例:1世帯10万円プラス商品券など)。(7)コロナ禍に苦しむ畜産業救済のため「和牛」購入の商品券を配布する。
引用:【襲来!新型コロナウイルス】現金か商品券か!現金支給でも収入減?政府のコロナ経済対策にネット民が激怒するワケ
ということらしい。
ちなみにアメリカ合衆国は、家計支援として大人1人に最大1200ドル(約13万円)、子供には500ドルを支給するとしています。
お肉券やお魚券というヤバい案まで出ていたが、さすがにジョークだったようで現在は案として無くなっています。
政府はお金を出したくないのか
他国は現金給付の対応がすばらしくはやいです。なぜ日本はそんなに渋っているのでしょうか?
日本は借金が多いから?
日本の借金は日本銀行から借りているのが主です。他国からではなく同じ日本からです。借金なんていくらでもできるのです。
国内総生産比(GDP)
GDPで考えていきましょう。
アメリカのGDPは21兆ドル。そのうちの約2兆ドルをコロナウイルスの経済対策として出すと発表しました。約10%程度です。
日本のGDPは560兆円。そのうち56兆円を経済対策に回す案を出しています。
しかしそれを渋っているため時間がかかっているのです。
現在の現金給付案
4/3現在、現金給付案として、『所得が減少した世帯に対し、30万円を支給する方針』で一致しているとのことです。これは、自己申告制にて役場に行き申請するというシステムで行われるようです。
喜び損
当初は『一律10万円支給』と報道があり、国民全員は喜んだはずです。しかし、現在はどうでしょう。『所得が減少した世帯』へと変更されたため、所得が減少していない世帯は支給されないのです。
これらの問題点
私の例を挙げましょう。私は病院勤務です。所得は減少していません。しかし、患者数は減少し、病院全体の収入は減少しています。また、感染対策で、マスクや消毒液の確保や使用頻度の増加、ガウンの使用頻度増加、入院患者数減少などにより、病院全体の収入は低下し、支出が増加しています。
また、コロナウイルスの検査(PCR検査)を実施している病院では、さらに感染対策の強化が行われています。また、医師や看護師の精神的・肉体的過労がみられるようです。みなさんのために過労で働いている方々はどうするのかという問題点が出てきます。
国民全体でいうと、学校の休校、外出制限、マスク・消毒液の購入などの影響があると思います。
学校の休校により、『学童保育』に通わせなければいけない、『塾』に毎日行かせている、そのための学童費や塾費、弁当代などが家計を圧迫している。両親は共働きのため、子供の面倒はおじいちゃんおばあちゃんが面倒を見ることになり、祖父母の自由度が無くなり、労働に行けないなどの影響が出てくるのです。
役場に関しても、給付を求める国民が押し寄せます。
中には、給付金がもらえず、役場の職員に文句を言う人も出てくるでしょう。コロナ感染者が役場に押し寄せることもあるでしょう。
それによる対応に役場の人間は精神的・肉体的に追い込まれていくのです。
しかし、これらの方々への給付はありません。
泣き寝入りするしかないのです。
バカみたいな政治家を選んだ我々の責任
政治家批判は今に始まったことではありません。
しかし、現在は呆れたなどの声が加速しています。
1世帯2枚の布マスク配布には、全世界が『ばかげている』と呆れている始末です。
アメリカでは『アベノマスク』とまで馬鹿にされています。
批判したい気持ちも分かります。しかし批判したところで政府は耳を傾けることはありません。だって、国民全員の声を聞き、国民全員のニーズに応えるなんて無理な話なのですから。
政治家を変えたいなら投票に行こう
クソみたいな政治家と思うかもしれません。
そう思うのであれば、皆さんにできることは1つだけあります。
『投票』に行きましょう。我々の手で政治家を変えましょう。
それしかないのです。
心底絶望
正直、現金給付は望んでいました。
お肉券やお魚券の案が出たとき、マスク2枚給付が決まった時、私は日本政府に心底絶望しました。
しかし、絶望したところで、声を荒げたところでなにも変わりません。
それに反抗すると逮捕され、いくら失望しても日本国には嫌でも税金を納め続けなければなりません。
私たちの日本、私たちの手で変えていきましょう。